
【後編】失敗から一転、手放せた理由
前編では、会社の禁煙プログラムに参加したものの、お酒の誘惑に負けて2ヶ月間で完全にはやめきれなかったリアルな醜態をお伝えしました。
衛生委員会のKさんからのガッカリした視線を浴び、「やっぱり自分はダメだったか…」と思いきや。
実は現在、私は「完全禁煙」を達成しています!
プログラム期間中にやめられなかった私が、なぜ今タバコを吸っていないのか?
今回は、その「意外なカラクリ」と、禁煙を考えている皆さんへ伝えたい大切なマインドをお話しします。
ドラマのない結末。「なんとなく」手放せた理由
「完全禁煙できた」と言うと、何か劇的な決意やドラマチックな転機があったように思われるかもしれません。
ですが、真相は拍子抜けするほどシンプルです。
ある日、買っていたアメスピが「切れたから」。ただそれだけです。

「手持ちがなくなったな。また買いに行こうかな…あ、でもまあ、今はいっか」
そんな軽い感覚のまま日数が過ぎ、気づけば今日まで1本も吸わずに過ごせています。
かつての私なら、手元にタバコがないとパニックになり、深夜でもコンビニへダッシュしていました。それがなぜ「まあ、なくていっか」と思えるようになったのか。
それこそが、プログラム期間中に作られていた「助走」の効果だったのです。
主客の逆転。「タバコに支配されない」という感覚
ニコチンパッチを2ヶ月間使い続けたことで、知らず知らずのうちに身体的なニコチン中毒(離脱症状)がしっかり抜けていました。
プログラムの2ヶ月間でたまに吸ってしまっていたのは、身体がニコチンを欲していたからではなく、「酒の席だから」「なんとなくの習慣」という精神的なクセだったのです。
身体の依存が消えた状態を、私はメモにこう書き残しています。
『今、「吸いたい!吸わせて!」という感覚はない。
「吸ってあげてもいいけど?」という感じ。主客が逆転している』

タバコに脳を支配されていた状態から抜け出し、自分が優位に立てた感覚です。
一度この状態まで来ると、タバコへの執着が驚くほど薄れます。
過去に一度病院のパッチで失敗した経験があったからこそ、「完璧にやらなきゃ」と自分を追い詰めず、お酒の席で吸ってしまっても「まあ、またパッチ貼って整えればいいや」と気楽に構えられたことも大きかったと感じています。
会社とプログラムへの感謝
改めて振り返ると、プログラム期間中の2ヶ月間は「一発で完璧にやめるための期間」ではなく、「身体の依存をリセットし、タバコ離れの助走をつけるための貴重な2ヶ月間」でした。
もし会社の補助がなく、衛生委員会のKさんのお誘いがなければ、私は20年以上続いた喫煙習慣に疑問すら持たず、今も毎日吸い続けていたはずです。
2ヶ月の期間内にバシッと成功報告ができなかったのは申し訳なかったですが、あの2ヶ月があったからこそ、今こうしてタバコのない快適な生活を送れています。
費用を補助してくれた会社、そしてきっかけをくださったKさんには、心から感謝しています。

最後に:禁煙は「一回でうまくいかなくてもいい」
今、禁煙を迷っている方に一番伝えたいのは、
「1回で完璧に成功させようと思わなくていい」ということです。
途中で吸っちゃってもいいじゃないですか。
失敗したっていいじゃないですか。
文明の利器(ニコチンパッチ)を頼り、失敗しながらでもチャレンジしてみることで、確実に身体はタバコ離れへ近づいていきます。
今の私のスタンスはこんな感じです。
「なんとなく切れたからやめてる。またあったら吸うかもしれないけど、まあ無くても全然平気。またいつでもやめられるしね!」

これくらい肩の力を抜いた方が、意外と長続きするものです。
みなさんも、まずは気軽に「禁煙の助走」から始めてみませんか?思っている以上に、タバコのない生活も悪くないとおもいますよ。
夏の疲れが秋にでると申します。
健康には十分にご留意なされ、さらにご活躍されますことを祈念申し上げます。
「見た目より手先が器用マン」でした。
