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【社員体験記】会社の制度を活用して「無理なく」禁煙できた理由 - 前編 -

【社員体験記】会社の制度を活用して「無理なく」禁煙できた理由 - 前編 -

【前編】会社の補助と、ふたつの「武器」

昼間の暑さも和らぎ、澄み渡る秋空が広がる季節となりました。

おはようございます。
「見た目より手先が器用マン」です。

本記事をご覧の皆様、突然ですが、
あなたの職場でも社内で募集されているかもしれない「禁煙補助プログラム」、
気になりつつも「どうせ自分には無理」「まだやめる気ないしな…」
とスルーしていらっしゃいませんでしょうか。

実は何を隠そう、かつての私がまさにその一人でした。

今回は、20年以上ヘビースモーカーだった私が、
会社の補助制度にホイホイ乗っかって禁煙にチャレンジしたリアルな体験談をお届けいたします。

「一発で完璧に成功した感動のストーリー」……ではございません……
葛藤あり、挫折ありの等身大の記録ですが、禁煙を迷っている方の背中を少しでも押せたら嬉しく存じます。

 

喫煙歴20年超。「酒かタバコか」で選ばれたのはタバコでした

私の喫煙歴は20年以上。数年前に電子タバコへ移行したものの、朝の一杯、仕事の合間、そして夜のお酒の席には、常にタバコがセットでした。

そんな私が禁煙を意識し始めたきっかけは、ズバリ健康面…血圧です。
「お酒とタバコ、どっちかやめるなら…まあタバコかな」とぼんやり考えていたタイミングで、衛生委員会のKさん(以下イニシャルK)から「禁煙プログラム、やってみませんか?」とお声がけをいただいたのです。

しかも、費用は会社からの補助が出るとのこと(アラ)。
「えっ、お金出してもらえるならやってみようかな…」と、軽い気持ちでホイホイ引き受けることにしました(イニシャルK、その節はありがとうございました)。

 

過去の失敗経験と、今回のふたつの「武器」

実は私、数年前に病院の禁煙外来でパッチを貼り、1〜2ヶ月ほど禁煙できた経験があります。
結局その時はいつの間にか吸う生活に戻ってしまっていたのですが、「パッチを貼れば物理的な欲求は抑えられる」という感覚は知っていました。

今回のプログラムで用意された武器はふたつ。

身体の依存を抑える「ニコチンパッチ」

仲間と励まし合う「習慣化アプリ」

「このふたつがあれば楽勝では?」とタカを括ってスタートした2月。
ここから、私の生々しい禁煙バトルが始まったのです……!

 

仲間との絆…?「習慣化アプリ」のリアル

プログラム開始後、さっそく指定された「習慣化アプリ」に登録し、禁煙チームに参加してみました。
アプリ内で同じ目標を持つ仲間と毎日禁煙状況を報告し合い、励まし合う…という、素晴らしいコンセプトです。

…が、正直に言います。
「私には、あんまり意味がなかった」

いざ始めてみると、見知らぬメンバーがいつの間にか静かに脱落していたり、タイムラインに流れるBot(自動応答キャラ)と実際のメンバーの区別がつかなかったりと、段々と人間味のない空間に感じられてしまったのです。
名前以外何も知らない相手だけに、メンバーが離脱した時も特に感情が湧かずじまい。

もともと人見知りで使い方が消極的だったことも災いし、アプリ上でお友達ができることもなく、ただ淡々と禁煙報告を投稿するだけになってしまいました。
もっと積極的にお互い声を掛け合えていれば、また違ったのかもしれません。

世の中の禁煙本にはよく「仲間の存在が大事!」と書かれていますが、全員にアプリという手段が合うわけではないのだなと痛感しました。

ですが、それでよいのです。
「自分に合わないツールは遠慮なくスルーする」のも、無理なく禁煙を続ける大事なコツですから。

 

お酒の席と「タバコ銀行」の誘惑

アプリには冷めていた私ですが、「ニコチンパッチ」の威力は本物でした。
貼っている間は、頭をかきむしるような「吸いたい飢餓感」が不思議とスーッと消えていくのです。
物理的なニコチン依存を散らしてくれるパッチの凄さを、改めて実感しました。

しかし、最大の敵は「身体の依存」ではなく「お酒の席」でした。

常連の酒場に行けば、馴染みの常連さんに「1本ちょうだい」とおねだり(店によってはタバコを箱ごと預けられる、私にとっての「タバコ銀行」でした…)。
別の店では「メンソールだからセーフ」と自分に謎の言い訳をして1本もらい、またある日は……。

メモを見返すと自分を思いきり甘やかしている記録が残っています。

 

2ヶ月のプログラム終了。そして気まずい最終報告…

そんなこんなで、パッチを貼ったり貼らなかったり、誘惑に負けたりを繰り返しながら迎えた4月下旬。プログラムの最終日がやってきました。

画面に表示された最終報告フォーム。
『最後にタバコを吸ったのはいつですか?※健康保険組合様や企業様に報告する内容ですので、虚偽の報告はしないようお願いします。』

……ものすごい気まずさです(苦笑)。
正直に言えば、この2ヶ月間で「完全にやめきる」ことはできませんでした。

後日、会社で衛生委員会のKさんにお会いした際、正直に「土日に吸っちゃってまして…」と告白したところ、ものすごくガッカリされた顔をされたのを覚えています。
定期報告を適当に書いていたせいで、完全に成功していると思われていたようです(Kさん、本当にすみませんでした)。

こうして、私の「会社の禁煙プログラム」は、完璧な成功とは言えない形で幕を閉じたのでした。

…しかし。
物語はここで終わりではありません。
プログラムが終わった「その後」、私に思いがけない変化が訪れるのです。

(後編へ続く)

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