このキビしい暑さで体も、気力も、財布もバテている今日この頃です。
思考的にも「暑さでズレてる？」と、たまに感じる瞬間もあります。

こないだもひとつありました。
友達と一緒に出掛けていた時のことです。

暑い中の信号待ちなので、
「だるいなぁ。晩ご飯どーしよかな。まだ朝か…」とか、
つまらないことを考えていると、
いきなり、

パッカーーーーーーーン！

カラカラカラカラ……

と、ちょっと軽めのクラッシュ音が耳に刺さりました。

「えっ、事故!?」
「車にしては軽い音？」

どこどこ？と音がした方向を見ると、原チャ半袖短パンのおにーさんが
横断歩道上に見事にすっころんでおいでになるではないですか！

「おぉ!!」
相手は？と探すと、自転車の女性が心配そうに振り返っています。
「うーーーん、これは自損事故？？」
どうも、横断中の自転車を避けようとして転んだようです。
こちらは無事だったのね。ちょっと安心。
でも原チャの男性、まだ動きません。

「もしやの救急車？」
「いやいや～？」

少人数ですが現場に人が集まりつつあります。
すると、

「あ、動いた…」

周りのギャラリー達のアツい視線を感じたのか、
がばっと起き上がり、原チャを引き起こし、散った部品を軽く集め、
脱兎のごとく歩道まで脱出しました。

おそらく、コケてから30秒程の瞬時の出来事でした。

「はやっ!!」

友達と驚嘆
でもその後のセリフが、

「……若いなぁ」
「あの動きはムリだわ。私らにはできませんな（苦笑）」

その瞬間の率直な感想でした。

「んでもさ、転んだ人をみてこの感想ってどーなん、私ら？」
「………み～んな暑さのせいなのよ」

いや、それは違うと思うのですが…。

あの男性、半袖短パンなので全身擦り傷だらけだと思います。
ムリな運転をした結果だとはいうものの、
この後おそらく「ミイラ男」になるのだろうなぁ…と
ちょっといたたまれない気持ちになりました。
（昔、友達が同じような状況でミイラ女になりました）

酷暑の中では、判断力等さまざまな能力が落ちると思うので、
運転する側も歩行する側も、気を付けたいものです。

それでは、また。