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マタニティ体験記④ ~T-800移送編~

マタニティ体験記④ ~T-800移送編~

【前回までのあらすじ】
翌日朝にT-800の移送というミッションを課せられたサラ・コナー菱田好美。
ジョンとの交渉は成功するのか!?ジョンは朝から元気なのか!?!?!?
未知なる戦いが始まる……!!!!


※ここからは、妊娠や出産に関することにセンシティブな方は、読むのをお控えくださいませ。

 

 

?‍⚕️「こちらの容器にT-800を採取して、人肌で温めながら2~3時間以内に持ってきてくださいね」
「ええええ!!採取って!!!どうやって!!!!!!!!え!!え!!え!!え!!」
?‍⚕️「では、お気を付けてお帰り下さい?」

 

 

看護師さんの笑顔スルー(プロですね)で全てを察し、また途方に暮れながら宮殿?を後に。

 

 

朝6時出発のジョン。。。
予約時間から逆算した、採取できる最も早い時間は朝7時である。なんてこった。

 

 

ちなみに、もらったT-800移送カプセルのイメージはこちら

ほんとこんな、ガチャガチャカプセルを四角くした感じ。

 

 

人肌で温めながら持っていくということだったが、
一緒に貰った注意書きに、簡単な挿絵付きでこう書かれていた。

 

 

お腹に挟むか、胸の谷間に挟んで保管してください

 

 

未熟ながら社長という仕事柄、既に臨月疑似体験ばりのビールっ腹。
腰回りに挟む隙間は微塵も存在しない。

 

 

胸に至っては挟むためのものが存在しない。

 

 

背中とお腹に散っていった脂肪たちを一日で招集することは不可能である。

 

 

色々と高すぎるハードルにまた心がズタズタになりながら、家路についた。

 

 

ジョン「おかえりー」

ジョン・コナー(家人)

大正時代、鬼を退治するため毛根の力を使い果たした髪柱の生まれ変わり。
「ここにいる毛根は誰も死なせない!」と生き様を守り、散った。

 

 

?‍♀️「この通りです!!明日、会社を休んでいただいて、~以下自主規制!!!」

 

 

?‍?「!?!?!?!?」

 

 

?「先月から申しておりました、不妊治療が佳境を迎えてございます。
明日排卵される私の37歳の卵子は、一度逃せば二度と戻っては参りませぬ。何卒!!!!」

 

 

?‍?「!?!?!?!?!?!?!?!?」

 

 

?「殿!!!!!!!ご決断を!!!!!!!!!」

 

 

?‍?「ならぬ!!ならぬならぬ!! 明日はどうしても出社せねばならぬ用がある。」

 

 

?「得意のリモートワークはなされないのでしょうか!?!?」

 

 

?‍?「明日ばかりは駄目なのだ! 明日の朝 T-800は渡せぬ!! 気分も乗らぬ!!!

 

 

?「南無三宝ぉぉぉぉお~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

※なむさんぼう【南無三宝】
①仏と法と僧の三宝に呼びかけて、仏の救いを求めること。また、そのときに心で唱えることば。
②転じて、驚いたときや失敗したときに発することば。「大変だ」「しまった」などの意。
③大河ドラマ『麒麟がくる』で吉田鋼太郎演じる松永久秀の最期の言葉として用いられた。
④松永久秀は、「日本で初めて爆死した男」として語り継がれている。(大河では切腹で表現されてます。)

壮絶に爆死した松永久秀サラ・コナーであった。

 

 

?‍?「気持ちは有難いけど、もう少し、自然に出来るのを待ってみようよ。」

 

 

自然…。

 

 

その自然自体に、「審判の日」が遠からぬ場所から訪れようとしているのである。
自然は有限。いつまでもあるものではない。しかし、人の心もまた、自然なのかもしれない。。。

 

 

そんな、わかったようなわからないような気持ちを携え、
爆死したサラ・コナーは翌日のキャンセル?を入れた。
焦りすぎたのか…。

 

 

続く

 

※ちなみに、未使用に終わった移送カプセルは、
クリップを入れるケースとして、社長机の引き出しの中で活躍していることはここだけの話である。
※未来人ジョンへ、ブログ掲載の許可はとっております(^^)

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